河合町 砂かけ祭り--王寺町弁護士事務所の窓から

2015-02-15


 私は幼少の頃から河合町の隣町である斑鳩町に住んでいますが、先日(2月11日)に、水の神を祭る河合町川合の廣瀬神社で挙行された「砂かけ祭り」に初めて参加いたしました。廣瀬神社のすばらしい桜のお花見には毎春訪問していましたが、「砂かけ祭り」には初参拝です。

 周りのゴーグル・カッパ姿の参加者に混じり、普段の上着の私も砂混じり!! 「砂かけ祭り」は、雨に見立てた砂が激しく飛び交うほど田植えの時期に雨に恵まれ、豊作になるといわれているお祭りで、砂をかぶると厄除けや無病息災の効果もあると言われています。太鼓の合図で消防団員が扮した田人と牛が鍬や鋤で砂をすくい、勢いよく参加者にかけました。参加者も砂を投げ返し、神社境内は雪合戦ならぬ、砂合戦になっていました。参加をしている地元の親子が、どのように参戦をするのか、真剣に話し合っているのをみると、これこそ長い年月この地に受け継がれたお祭りだと感心(?!)しました。砂かけの行事の最後では早乙女が登場し、田植えを行いました。

P1010543(砂からカメラを守っていたので、激戦中は撮影が出来ませんでした)

祭りの最後に、参拝者に対し「松苗」と「田餅」が撒かれました。松苗は松葉で作られ、中に籾だねが2,3粒入っているそうです。松苗を田の水口に挿すと悪病・害虫・悪水などから田を守るとされていますが、私は田を所有していないので、事務所受付に飾りました。また、田餅を食べると無病息災で1年を過ごせるとのことで、早速おつゆに入れて3切れも食しました。これでまたこの1年、事故もなく無事過ごせそうです。

P1010561

« »
Copyright(c) 2014 奈良県 王寺町 中西達也法律事務所  All Rights Reserved.
Top