斑鳩町 生き生きセミナー--王寺町弁護士事務所の窓から
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
昨日(10月23日)斑鳩町「生き生きプラザ斑鳩」で開催されました「生き生きセミナー」(介護予防ボランティア養成講座)を受講しまた。5回シリーズの最終回、「認知症について、斑鳩町の介護予防事業について」という内容でした。
始めに「認知症の早期発見チェックリスト」でわたくし自身の認知度チェック。「斑鳩町でいつまでも暮らしていくために」というシートに本人を中心とした援助者などを記入し、高齢者が受けることのできるサポート体制を確認いたしました。講座参加者の作成したシートを元に、あらゆる地域支援の理解を深めました。あらためて数年前よりも認知症の人をサポートする環境が整ってきたことを実感いたしました。
10年以上前から斑鳩町では認知症(たぶんこのようには呼ばれてなかったようですが)の介護教室を開講していたようです。以前の受講者は30代40代の方々が大半をしめていましたが、現在では60代70代の参加者が増えているとのお話もおっしゃていました。老老介護が現実化されています。
斑鳩町ではSOS見守りネットワークという高齢者福祉サービスも組織化しているとの説明も頂きました。これはご家族が認知症の方の顔写真を役場に提出、登録することによって万が一認知症高齢者が町内を徘徊した場合に、早期に発見出来るようなサポートネットワークです。サポートネットワークには南都銀行、コンビニエンスストア、警察、などが参加されているとのことです。
認知症は他人事ではありません。誰もがかかる可能性があります。しかし原因によっては生活習慣を変えることでその発症を遅らせたり、症状を軽く抑えたりすることの出来る場合もあります。高齢者が安心して住み慣れた地域で日常生活を満足に送るためにはご本人様がどのようなサポートを利用すればよいのでしょうか。成年後見人業務に携わる当事務所は常にアンテナをはり、病院や施設、地域との連携や調整を今以上、密にしていきたいと考えております。