奈良県更正保護制度65周年記念大会--王寺町弁護士事務所の窓から

2014-10-23


昨日(10月22日)、奈良県橿原文化会館で行われました更生保護制度65周年記念奈良大会に来賓として招かれました。
この大会では、更生保護制度65周年を記念して奈良県下の更生保護関係者が一堂に会し功労者の顕彰が行われました。関係者の意識の統一と士気の高揚を図る事によって、本制度の一層の充実と発展をとの目的で開催されたこの大会、あいにく、昨日は午前中に大阪高等裁判所での裁判があったため、第二部からの出席となってしまいました。
第一部では第221世東大寺別当 筒井寛昭氏の講師による「物のみかたと心の持ち方」という演題で講演が行われました。資料をいただきましたが,面白そうでしたので,参加できずに残念です。
第二部の顕彰式典で、更生保護事業に功績のあった保護司、団体が表彰され、その後大会宣言と続き、午後4時前に大会は終了しました。

更生保護制度は、罪を犯した人や非行少年を社会の中で適切に処遇することで更生を支援する制度で、保護観察や仮釈放、各種の犯罪予防活動などがあります。現行の更生保護制度は昭和24年に犯罪者予防更生法(現更生保護法)が施行されて始りました。
保護司は保護司法で全国52,500人と定められていますが、近年は地域社会の変化などによって、新たな保護司確保が困難になり、その数は減少傾向を続けています。平成25年には4万8千人を下回る人数となりました。また,年齢構成や平均年齢も高齢化が進んでいるようです。その中で日々活動を続けておられる保護司の皆様には頭が下がる思いです。

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