奈良県　王寺町　中西達也法律事務所

王寺町　台風19号--王寺町弁護士事務所の窓から

奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。

この3連休、予想とおり台風19号が日本列島各地に災害の爪痕をのこして北上、14日午前9時、温帯低気圧に変わりました。王寺町は台風一過、風は強いですが、お日様が出て青空が見え清々しい天気です。
弁護士は、本日（14日）、明日（15日）東京霞ヶ関にある弁護士会館での日本弁護士連合会理事会に出席しております。先週から台風19号の勢力の強さが報道されていましたが、日本弁護士連合会からは土曜日の段階で理事会の開催を実行する旨、連絡を受けておりました。また早い時点でJR西日本も13日の16時以降京阪神地区の全路線在来線運転見合わせを発表されたので、交通機関の影響を鑑み昨日（13日）午前中に東京へ向かったようです。今回の台風で王寺町界隈の影響としては、ＪＲ鉄道の運休、王寺西友では悪天候のため閉店時間を2，3Ｆは12：00、1Ｆは16：00にと変更されました。そして、事務所が入居しているまさごビルの4Ｆフィットネスクラブ「コスパ」も15:00に閉館となりました。
昨日の状況から、香港における台風の警報「シグナル8」という決まりを思い出しました。このシグナルは香港天文台が発表する台風の強度で1，3，8，9，10と強くなっていく警報です。この強度が8を越えると基本的に会社や学校が休みになるという決まりで、公共交通機関も金融機関も株式市場までもが停止、もちろん基本的にレストランもお店も閉店し、全員自宅待機措置となります。台風が到来すると、観光名物にもなっている竹の足場が崩壊したり街の看板などが飛び交うという危険が伴います。また、上から植木鉢が落下…よくある事件です。（高層マンションが建ち並んでいますのでとても危険です。）わたくしは日系企業で勤務しておりましたので「日本人駐在社員は出社のこと…」が暗黙の了解でした。しかしその際、万が一事故があっても保険対象外なので細心の注意を払い、迷惑をかけないように心掛けておりました。また、営業をしているお店やタクシーなどは自己管理のもと、万が一事故に遭っても保険は効かないので台風料金もまかり通っていました。この香港における台風のシグナル、日中の発令は2時間くらい前から各種メディアで「○○時にシグナル8出すよ～」というアナウンス流し続け、企業に社員を帰宅させるよう促します。突然発令されて交通機関が麻痺すると大混乱になる恐れがあるからです。なのでシグナル3になったら、いつ次のアナウンス（シグナル8）が発令されるか、働いているスタッフはソワソワし始めます。

今回の台風19号到来で各所あらかじめに人的被害が少なくて済む行動を取ったことは、英断だったと思います。