王寺町 事務局--王寺町弁護士事務所の窓から
2017-01-10
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
12月の3日間,「現代の社会福祉実践から学ぶ」という勉強会へ参加しました。
福祉の仕事は何なのか?
福祉の仕事は「すべての人が人間らしく生きる社会」を実現することに繋がり,その支援は「人が持つ可能性を最大限に輝かせること」が大切であり,目的であるとの観点から考察を深めるものでした。社会福祉実践の価値と意義がいかに人間らしい社会の実現と人権の発展に結び就いているかについて理解する事を目的とした講義でした。
フィールドワークで,滋賀県にある障害のある人の地域生活を支える総合施設「伊香立の杜」と,アールブリュット作品を展示する「ボーダレスアートミュージアムNO-MA」も見学に行ってきました。さすが,亡糸賀一雄先生の基盤の地であることを随所、随所で垣間見ることが出来ました。
福祉って何だろう?
グループワークをしている中で,1人の福祉関係の仕事に就かれている参加者が「福祉って,ふだんの,くらしの,しあわせ」っておっしゃっていました。とても印象に残った言葉でした。
ご本人様を理解すること,ご本人様の暮らしと権利を理解すること,一番基本のご本人様…を中心に,「普段の暮らしの幸せ」をどのようにとらえるかなど、今後も継続して学習を積み重ねていかなくてはならないと考えることが今回の学習会での収穫でした。
当事務所の中西達也弁護士もいわゆる専門職後見人として後見業務をおこなっています。業務遂行のお手伝いをすればするほど成年後見人の役割の重要さを感じるようになりました。