上牧町 高齢者--王寺町弁護士事務所の窓から
奈良県王寺町の弁護士、中西達也法律事務所でございます。
成年後見人は、成年被後見人(後見開始の審判を受けた人。)に代わって、成年被後見人の身の上や財産に関する契約等の法律行為をすることや、成年被後見人が誤った判断に基づいて契約を締結した場合にそれを取り消すなどして、成年被後見人を保護し、その権利を守る立場の人です。
中西達也法律事務所、当事務所の中西達也弁護士もいわゆる専門職後見人として後見業務をおこなっています。本人意思尊重義務は、成年後見人の職務として基本的な指針です。本人の心身の状態や生活状況に配慮しながら、本人の為に必要な代理行為を行い、財産を適正に管理をしていきます。そこで、わたくし達事務局も当然弁護士のお手伝いをしていきますが、日々携わる後見事務、どれ一つとして同じものは有りません。
出来るだけ多くご本人様と面接を繰り返し、認知症であっても、精神障害があっても、少しでも普通に近い生活が送れるように。有効に介護制度や今ある財産を活用する判断を、本人に代わって下しています。そのためには、付随的に財産管理も大切になっていきます。また、地域との連携や調整を密にし、安心して日常生活を満足に送らせたく、弁護士は日々研鑽に励み、活動をしています。
昨日(9月21日)は敬老の日でした。当然事務所はお休みを頂いておりますが,被後見人さんはそれぞれの場所で「敬老の日」を迎えています。施設等ではお祝いが開かれ,提供されたお食事も「お祝い御膳」で長寿のお祝いモードが漂います。
しかし,どうしてもわたくしの口からその方達に伝えたかった…「いつまでもお元気で…また来週来るね…」って…弁護士が行っている専門職後見人としての職務ではないでしょうが,わたくしたち事務局に出来る事…面会に行き,目と目を合わせ,今,言葉を交わす事が出来る事に感謝をしています。
(今年,2名の被後見人さんが米寿を迎えられました。行政からお祝いを頂き,御自身で管理が難しいかたの品物を夕方,親族様にお届けいたしました。)