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なぜか秋刀魚…
奈良県王寺町の弁護士事務所,中西達也法律事務所でございます。
今年も季節の便りとともに,トレトレぴちぴちの秋刀魚を頂きました。
なんと,トロ箱に20尾もの秋刀魚です。
お刺身にして,まずは新鮮さを味わいます。ショウガ醤油に捌いた秋刀魚の切り身をつけるとパッ~と脂が拡がり脂ののりが実感できました。わたくしの好みは,梅酢醤油にさっとくぐらせ,大根のツマではなく,ワカメなどの海草と頂くのが好みです。
塩焼きはどうでしょう。何度食べても飽きない秋刀魚の塩焼き!!昨今では冷凍技術も進み通年口にすることができます。でも,脂ののったふとっちょ秋刀魚!!今が旬です。大根おろしと一緒に召し上がれ(醤油とスダチをかけて頂きます。)「秋の味覚の代表」といわれる様に抜群の味。
「庶民的な魚の代表」を裏付ける話も多く、落語の目黒のさんまなどは有名です。
昔の御身分の高い方々は、下々の庶民の生活はご存じありません。ですから常々少しでも知りたいと思っております。
天候に恵まれた初秋の日。お殿様がご家来を連れて、目黒不動参詣をかねての遠乗りにでかけました。目黒(その頃、江戸の郊外だった)に着かれたのはお昼近くのことでした。
近くの農家から、秋刀魚を焼くいい匂いが漂っております。その時、ご家来が「かような腹ぺこの折りには、秋刀魚で一膳茶漬けを食したい」といったのを聞きつけたお殿様、「自分もぜひ秋刀魚というものを食してみたい」とご家来に所望した。
さあ困ったご家来衆。「秋刀魚とは下魚でございますゆえ、お上のお口にはいりますような魚ではございません」
といったものの、お殿様のお言いつけではしかたがない。 何とか農家のおじいさんに頼んで焼いた秋刀魚を譲ってもらうことにした。
お殿様は、生まれてはじめての秋刀魚がすっかり気にいられた。お腹が空いていたことも合わさって忘れられない味になってしまった。
ところが屋敷に帰っても、食卓に秋刀魚のような下魚は出てこなかった。
ある日のこと、親戚のおよばれでお出掛けになりますと「なにかお好みのお料理はございませんでしょうか。なんなりとお申し付けくださいまし」というご家老の申し出に、すかさず秋刀魚を注文した。
親戚は驚いて、日本橋魚河岸から最上級の秋刀魚をとり寄せた。このように脂が多いものをさしあげて、もしもお体に触っては一大事と、十分に蒸したうえ、小骨を丁寧に抜いて、だしがらの様になった秋刀魚を出した。
「なに、これが秋刀魚と申すか。まちがいではないのか?
たしか、もっと黒く焦げておったはずじゃが・・・」
脂が抜けてぱさぱさの秋刀魚がおいしいはずがありません。
「この秋刀魚、いずれよりとりよせたのじゃ?」「日本橋魚河岸にござります」
「あっ、それはいかん。秋刀魚は目黒にかぎる」
※参考文献:『古典落語(上)』興津要編 講談社文庫
現在の目黒から考えてみても,……ですが,「目黒の秋刀魚まつり」毎年当日にはNHK7時のニュースで放映されます。(首都圏ニュースかな?!)
しかし,我が家の主役は石巻直送の秋刀魚です。そこで,おながわ秋刀魚収獲祭をお知らせします。女川町は石巻の隣の町です。
全国有数のサンマの水揚げを誇る女川町。その恵みに感謝して、食べる、見る、買う、参加する、美味しい・楽しい、秋刀魚づくしの1日。
◆開催日時/平成28年9月25日(日)9:00~16:00
◆会場/女川駅前商業エリア
で開催されます。このお知らせ間に合って良かった~天候に恵まれますように…
そして,今年もおいしい秋刀魚を送っていただき,ありがとうございました。我が家は20尾すべてそれぞれのおなかに収まりました。
トロ箱一杯の秋刀魚でした。
王寺町 弁護士事務所
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
「平成28年度臨時福祉給付金 及び 年金生活者等支援臨時福祉給付金(障害・遺族年金受給者向け)について」
平成26年4月に消費税率が8%に引き上げられたことに伴い、所得が低い方の負担を緩和する臨時的な措置として
「臨時福祉給付金」が支給されます。
また、「一億総活躍社会」の実現に向け、賃金引上げの恩恵が及びにくい低所得の障害・遺族年金受給者を支援するために、臨時的な措置として「年金生活者等支援臨時福祉給付金(障害・遺族年金受給者向け)」が支給されます。
1.平成28年度臨時福祉給付金
・支給対象者
平成28年1月1日時点で、王寺町に住民票があり、平成28年度の町民税(均等割)が非課税の方(町民税が課税されている方に扶養されている方は支給対象ではありません。)
・支給額
1人につき3,000円(1回限り)
2.年金生活者等支援臨時福祉給付金(障害・遺族年金受給者向け)
・支給対象者
1.平成28年度臨時福祉給付金の対象者のうち、障害基礎年金又は遺族基礎年金等について、
平成28年5月分の受給がある方(1人につき30,000円の高齢者向け給付金を受給された方は支給対象ではありません。)
・支給額
1人につき30,000円(1回限り)
「年金生活者等支援臨時福祉給付金(障害・遺族基礎年金受給者向け)」の対象となる年金
(1)障害基礎年金又は遺族基礎年金。
(2)昭和61年3月以前に受給権が発生した、国民年金、厚生年金保険(旧農林年金を含みます。)及び船員保険の障害年金(障害等級が1級又は2級(船員保険の職務上の障害年金は1~5級)の年金に限ります。)
(3)昭和61年3月以前に受給権が発生した、国家公務員共済組合、地方公務員共済組合・全国市町村職員共済組合連合会、日本私立学校振興・共済事業団が支給する障害年金及び船員障害年金(障害等級が1級又は2級の年金に限ります。)
(平成28年8月31日付王寺町ホームページ抜粋)
中西達也弁護士が就任している被成年後見人、被保佐人の支給対象と思われる方のの申請書が既に各町から届いております。成年後見人、保佐人として各町に申請をし,給付手続きをおこないます。
(2016/9/20 王寺町弁護士事務所)
斑鳩町 敬老会
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
平成28年9月17日(土)いかるがホール 大ホールにおいて「斑鳩町敬老会」が開催されます。
受付は午前九時からとなっており,敬老式典として米寿者・結婚50年夫婦への記念品贈呈が行われます。また,その後,漫才・大神楽・音曲漫才の演芸が披露されます。
受付時間に合わせ、特別に運行される事となっており,また介助の必要な方で役場にお申し込みをされた方には自宅までの送迎もしていただけるようです。送迎バス以外の時間帯については,前回ご紹介したコミュニティバスを利用することができます。
(斑鳩町 敬老会 2016/9/16)
斑鳩町 コミュニティバス
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
平成28年10月1日(土)から斑鳩町コミュニティバスが新しく変わります。
行きたい時間に行きやすくなるように,運行しているバスを1台から2台にします。
また,商業施設や観光施設へのアクセスしやすいように,新たなバス停留所を設置します。継続的にバスの運行を行うことができる様に大人100円とします。(但し,中学生以下・障がい者等は無料です。)
わたくしが介護ボランティアとして「生き生きプラザ斑鳩」で開催されている運動教室でも,参加されている多くの方々もバスを利用されていました。バスの到着時刻に多くの方が受付をなさるので2台の血圧測定器はフル活動します。ご自宅が停留所の近くでしたら,町内の公共施設にはアクセスしやすくなっています。また,鉄道を利用して外出する際,法隆寺駅までの路線もありますので,大変便利になったと思います。
(斑鳩町 コミュニティバス2016/9/8)
王寺町 障がい者の権利
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
夏休みの3日間,「精神障害と権利」を考える勉強会へ参加しました。
精神障害のある人が地域で安心して生活をし続ける為にどのような取り組みがおこなわれているのか。地域社会全体の課題として,ボランティアや一般市民の理解・協力を得ることが重要なことは昨今の地域福祉の観点からも外すことができません。
誰もが精神疾患にかかる可能性があるにも関わらず,精神障害のある人との交流機会が少なく,さらに障害自体が「見えにくい」ことから,精神障害のある人に対する理解が十分に進んでいるとはいえません。
「障害者の権利条約」には,「すべての障害者によるあらゆる人権及び基本的自由の完全かつ平等な亨有を促進し,保護し
及び確保すること並びに障害者の固有の尊前の尊重を促進すること」と目的がうたわれています。
精神障害を理解すること,精神障害のある人の暮らしと権利を理解すること,今後継続して学習を積み重ねていきたいと考えています。
王寺町 弁護士事務所
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
随分とご無沙汰をしてしまいました。
こちら大和の王寺町も秋風が吹きはじめました。田んぼには元気に成長をしている真っ青な稲が風になびいています。
今日から,新学期!!私も気分一新ブログの更新を継続していきたいと思います。
子どもの夏休みの宿題で「人権」について…という作文がありました。子どもにとって,人権とはと考えるいい機会に恵まれたと思っています。
「人権」って…「差別」って…「普通の暮らし」って…日弁連のホームページには日弁連の活動で「人権擁護活動」が第一に記載されています。また,毎年秋に開催される「人権大会」があるように,日々「人権」に対する考えを明確にし,活動をしていく事も弁護士の使命と考えています。
事務所 夏期休業のご案内
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
夏期休業のご案内です。
中西達也法律事務所では、平成28年8月6日から15日まで
夏期休業をいただきます。8月16日(火)より、通常業務を行います。
夏期休業の間も、メールによる法律相談のご予約は可能ですが、同事務所から法律相
談日時の確定連絡は8月16日以降となります。
あらかじめご了承ください。
王寺町 成年後見人
奈良県王寺町の弁護士、中西達也法律事務所でございます。
久しぶりのブログアップです。4月も半ばを過ぎました。
後見人日誌として,前回から3名の方が施設に入所されたり,退所したり…2名の方の入院手続き…通常の財産管理以外の外出及び面接が多くなかなかゆっくりと机に向かう事ができませんでした。
入所退所など,居所が替わると生活が100%変わります。面会をこまめにおこなうことで,ご本人様の精神的負担が軽くなると同時に快適にお過ごしができるよう,生活備品などを整えています。
何が見えるの、看護婦さん、あなたには何が見えるの
あなたが私を見る時、こう思っているのでしょう
気むずかしいおばあさん、利口じゃないし、日常生活もおぼつかなく
目をうつろにさまよわせて
食べ物はぽろぽろこぼし、返事もしない
あなたが大声で「お願いだからやってみて」といっても
あなたのしていることに気付かないようで
いつもいつも靴下や靴をなくしてばかりいる
おもしろいのかおもしろくないのか
あなたの言いなりになっている
長い一日を埋めるためにお風呂を使ったり食事をしたり
これがあなたが考えていること、あなたが見ているものではありませんか
でも目を開けてごらんなさい、看護婦さん、あなたは私を見てはいないのですよ
私が誰なのか教えてあげましょう,ここにじっと座っているこの私が
あなたの命ずるままに起き上がるこの私が、
あなたの意志で食べているこの私が、誰なのか,
わたしは十歳の子供でした。父がいて、母がいて
きょうだいがいて,皆お互いに愛し合っていました
十六歳の少女は足に翼をつけて
もうすぐ恋人に会えることを夢見ていました
二十歳でもう花嫁。守ると約束した誓いを胸にきざんで
私の心は躍っていました
二十五歳で私は子供を生みました
その子たちには安全で幸福な家庭が必要でした
三十歳、子供はみるみる大きくなる
永遠に続くはずのきずなで母子はお互いに結ばれて
四十歳、息子たちは成長し、行ってしまった
でも夫はそばにいて、私が悲しまないように見守ってくれました
五十歳、もう一度赤ん坊が膝の上で遊びました
愛する夫と私は再び子供に会ったのです
暗い日々が訪れました。 夫が死んだのです
先のことを考え――不安で震えました
息子たちは皆自分の子供を育てている最中でしたから
それで私は、過ごしてきた年月と愛のことを考えました
いま私はおばあさんになりました。自然の女神は残酷です
老人をまるでばかのように見せるのは、自然の女神の悪い冗談
体はぼろぼろ、優雅さも気力も失せ、
かって心があったところには今では石ころがあるだけ
でもこの古ぼけた肉体の残骸にはまだ少女が住んでいて
何度も何度も私の使い古しの心は膨らむ
喜びを思い出し、苦しみを思い出す
そして人生をもう一度愛して生き直す
年月はあまりに短すぎ,あまりに遠く過ぎてしまったと私は思うの
そして何ものも永遠ではないという厳しい現実を受け入れるのです
だから目を開けてよ、看護婦さん――目を開けてみてください
気むずかしいおばあさんではなくて、「私」をもっとよくみて!
(2005年4月8日 株式会社朝日新聞社初版第1刷発行 著者 パット・ムーア、 訳者 木村治美、 発行者 原 雅久)
この本の中で、彼女のもとにイギリスのヨークシャーの老人病院で働いている看護師から送られてきた手紙に添えられていた詩を紹介しています。その病棟で一人の老婦人が亡くなり、彼女の持ち物を調べた看護師が一篇の詩を見つけました。
その詩がわたくしに与えるもの…いつも心に留めて,わたくしたち事務局に出来る事…面会に行き,目と目を合わせ,言葉を交わす…後見人として財産管理だけでなく,弁護士中西達也しかできない事を始終模索しています。
王寺町 弁護士事務所
奈良県王寺町の弁護士事務所、中西達也法律事務所でございます。
ご相談者様で事務所にいらしていただく際、道順をどのようにご説明申し上げたら
よいのか毎回悩みます。
王寺駅から の場合
王寺駅南口のバスロータリーを抜けていただき、線路沿いを東にいらしてください。突き当たりに王寺東公園がありますのでその前のまさごビル3階になります。
桜の花が五分咲きとなっています。今週末は格好のお花見日和になりそうです。先日公園の木の多くが剪定をしまし,広々とした公園になりました。
西和7町 弁護士
奈良県王寺町の弁護士、中西達也法律事務所でございます。
成年後見人は、成年被後見人(後見開始の審判を受けた人。)に代わって、成年被後見人の身の上や財産に関する契約等の法律行為をすることや、成年被後見人が誤った判断に基づいて契約を締結した場合にそれを取り消すなどして、成年被後見人を保護し、その権利を守る立場の人です。
中西達也法律事務所、当事務所の中西達也弁護士もいわゆる専門職後見人として後見業務をおこなっています。本人意思尊重義務は、成年後見人の職務として基本的な指針です。本人の心身の状態や生活状況に配慮しながら、本人の為に必要な代理行為を行い、財産を適正に管理をしていきます。そこで、わたくし達事務局も当然弁護士のお手伝いをしていきますが、日々携わる後見事務、どれ一つとして同じものは有りません。出来るだけ多くご本人様と面接を繰り返し、認知症であっても、精神障害があっても、少しでも普通に近い生活が送れるように。有効に介護制度や今ある財産を活用する判断を、本人に代わって下しています。そのためには、付随的に財産管理も大切になっていきます。また、地域との連携や調整を密にし、安心して日常生活を満足に送らせたく、弁護士は日々研鑽に励み、活動をしています。
先日、上牧町の地域包括支援センターへお伺いをしたときに「西和ジャーナル」という医療と介護の安心情報誌を頂いてまいりました。日本の少子高齢化には歯止めがかかりません。いつまでも住み慣れた地域で,安心して暮らしていくために,地域包括ケアシステムが構築されてきています。自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるために,医療・介護・予防・生活支援・住まいが一体的に提供される仕組みです。地域にある様々なサービスを利用しながら,自宅で療養生活を送ることができる町づくりを,西和地域7町では目指しています。弁護士もその一員として活躍しています。